闇金解決アドバイザーの山根です。
今回は、ソフト闇金プラスワンについて調査を実施しました。
調査中に、思わず「ひどいな」と呟いてしまった瞬間が何度もありました。ここは本当に危険で、巧妙で、悪質です。
借りてしまった人だけでなく、「とりあえず申し込んだ」だけでも、犯罪被害に巻き込まれる恐れがあります。
ソフト闇金プラスワンに、少しでも関わってしまった人は、ぜひ、このレポートをお読みください。
ソフト闇金プラスワンの、4つの危険性
ソフト闇金プラスワンの調査を行いながら、思わず「ひどいな…」と呟いてしまったことが、いくつかあります。
もちろんヤミ金ですから、違法なところや危険性もたくさんあります。その中でも、とくに「これはひどい」と思った点を、まずは簡単に箇条書きにしてみましょう。
「金利が安い」と勘違いさせるような宣伝をしている
顔写真付きの身分証明書のコピーを要求している
社員証や給与明細、名刺などの写しも要求している
気軽な借り入れも狙っている
この4つの危険性について、今回はとくに注目してお話していきます。
ソフト闇金プラスワンは、先引きナシでも金利は高い!おまけに違法!
まずは金利についてです。
ソフト闇金プラスワンは、
「先引きナシだから、5万円を借りたら5万円が振り込まれる」
「他のヤミ金より振込額が多い」
ということを強調しています。
これは“先引きがない”のであって、“金利がない”わけではありません。
先引きというのは、利息のぶんを振り込みの際に先に引いておく、ヤミ金ならではの仕組みです。
たとえば利息3割+手数料5000円…といったヤミ金では、5万円借りると、実際に振り込まれるのは3万円。そして返済日には5万円を返します。
一方、先引きナシの場合、5万円申し込めば、そのまま5万円が借りられます。ただし、返済時には利息と手数料が乗ってくるので、7万円を要求されます。
申込額 | 融資額 | 返済額 | |
先引きアリ | 5万円 | 3万円 | 5万円 |
先引きナシ | 5万円 | 5万円 | 7万円 |
先引きアリの場合、「振り込まれる金額が少ない」。
先引きナシの場合、「返済時に払う金額が多い」。
こういった違いしかありません。
ところが、ソフト闇金ステップは、先引きナシの「返済時に払う金額が多い」ということは説明していません。まるで、「先引きナシだから、他のヤミ金よりお得」とでも勘違いさせるかのような宣伝を行っています。
この点だけを見ても、「利用者をだまそう」という意図が透けて見えますね。本当に悪質です。
言うまでもなく違法金利!だれでも返せなくなるのが当然です
そもそも、「先引きアリかナシか」という話の以前、まず利率そのものが高すぎます。
ソフト闇金プラスワンは、2週間~1ヵ月で最大30%という金利設定。これは、法律の制限を大幅に超える、違法金利です。
「金利が高い」と言われる消費者金融ですら、1年で15~20%。ソフト闇金プラスワンの金利は、消費者金融とは比べ物にならないほど高い利率です。
具体的に言うと、2週間30%の金利で10万円を複利で借りると、半年後には約233万円、1年後には約3212万円になります。もっとも、ヤミ金は1年も返済を待ってくれませんが…。
とにかく異常な金利です。こんな金利だと、「先引きかどうか」なんて話には関係なく、誰でも返せなくなってしまいます。
違法金利なので返済義務はないが、取り立て被害に遭ってしまう
ソフト闇金プラスワンの金利は、10万円が半年後に233万円になってしまうような、あまりにも高すぎる違法金利です。
ハッキリ言って、返せるワケがありません。
とはいえ実際には、まじめに返済す必要もありません。違法金利なので「不法原因給付」となり、返済義務が無いからです。
ただ、そうは言っても現実には難しいもの。いくら「返済義務はない」と言っても、相手もプロの犯罪者ですから、そんなことは理解しています。それでもお金を無理やり払わせようと、あの手この手をつかって、取り立てや嫌がらせを行ってくるからです。
ソフト闇金プラスワンに返済できないと?こんな取り立ての危険性が!
それでは、ソフト闇金プラスワンに返済できないと、どんな取り立てを受けるのでしょうか?
ここで効いてくるのが、“申し込み時に送信してしまった個人情報”です。
この記事の最初のほうで、ソフト闇金プラスワンは、
顔写真付きの身分証明書のコピーを要求している
社員証や給与明細、名刺などの写しも要求している
…といった点も「ひどい」と書きました。その理由も、ここにあります。
つまり…
- 顔写真付きの身分証(マイナンバーカード、免許証など)
- 社員証や給与明細
- 名刺
- 健康保険証
…といった提出書類が、“取り立てのネタ”に使われてしまうからです。
顔写真付きの身分証、社員証、給与明細…すべて“取り立てのネタ”に使われる!
ヤミ金対策では、ヤミ金に送ってしまった個人情報は、すべて取り立てのネタに使われると考えるのが基本です。
いくら相手が「秘密厳守」や「個人情報保護を徹底」などと宣伝していても、まったく信用できません。
貸金業法や利息制限法を守らないヤミ金が、個人情報保護法だけは守る…なんてコトは、ありえません。
ソフト闇金プラスワンに送ってしまった身分証や社員証、名刺、保険証…どれも取り立てのネタに使われてしまうでしょう。
まっさきに考えられるのが、勤務先への取り立てです。
「本人には返済能力がなくても、勤務先の企業なら、お金をたくさん持っているだろう」
…と考えて、あなたの勤め先の会社に、嫌がらせでプレッシャーをかけ、お金を払わせようと画策する恐れがあります。
“晒し屋”に写真をバラ撒かれる危険性も
ソフト闇金プラスワンの特に悪質なところは、「顔写真付きの身分証」や「名刺」など、コピー(写し)を要求している所です。
たとえば、免許証をスマホで写真に撮って、その画像を送る…といった方式ですね。
こうしてソフト闇金プラスワンに送ってしまった写真も、取り立てのネタにされると考えるのが当然です。「晒し屋」という悪質な相手に渡されて、ネットに公開されるなど、ばら撒かれてしまう恐れもあります。
文書偽造や個人情報の横流しなど、他の被害を受ける恐れも
取り立てのほかにも、さまざまな危険性が考えられます。
たとえば、あなたのマイナンバーカードや免許証、保険証などの写しが偽造され、“あなたに成りすまして、犯罪が行われる”といった危険です。
あなたの送った免許証の画像をもとに、「ニセモノのあなたの免許証」が偽造されます。そして、それを使って携帯電話や銀行口座が取得され、詐欺やヤミ金などの犯罪に利用されます。
その結果、あなたが容疑者として警察に疑われてしまう…。
こうした危険性もあるワケです。
つまり、ソフト闇金プラスワンは、申し込んだだけでも危険なんです。
「こんなことになるなんて…」ソフト闇金プラスワンで借りてしまったら
そして最後にもう一点。これも本当に悪質だと思うんですが、ソフト闇金プラスワンは、「気軽な借り入れ」も狙っていることです。
たとえば、「レジャーや趣味のお金が足りない」とか、「遊びに行くのにガソリン代が足りない」といったような人ですね。ソフト闇金プラスワンは、こうした人もターゲットにしています。
軽い気持ちで申し込み、ちょっと借りただけなのに、個人情報を犯罪に悪用され、違法金利で返済に追い詰められ、職場まで巻き込んで取り立て被害を受けてしまう…。
こんな被害者も大勢いるんじゃないでしょうか。
もちろん、「どうしようもなく困って」という人もいるでしょう。
しかし、どんな事情であれ、ソフト闇金プラスワンから借りてしまった、申し込んでしまった…その時点で、あなたは既に借金地獄の入り口に立っています。
このままでは人生オシマイ!そうなる前に相談を
このままでは、今よりもっとヒドくなることはあっても、状況が良くなる可能性は1%もありません。
僕もこれまで、いくつものヤミ金被害の事例を見てきましたが…。「放置」や「何もしない」で、解決できた事例は一つもありません。
本当に深刻な事態になってしまう前に、すぐに解決をはかる必要があります。
「どうしようか」と迷っている間にも、状況はどんどん悪化していきます。早いうちに、ヤミ金解決の窓口にご相談ください。
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