免許証、保険証、給与明細…給料ファクタリングに送ってしまったら

免許証、保険証、給与明細…給料ファクタリングに送ってしまったら 給料ファクタリング

闇金解決アドバイザーの山根です。

闇金解決アドバイザーの山根です

今回は、「給料ファクタリング業者に免許証や保険証、給与明細など個人情報を送ってしまった」という場合について解説していきます。

送ってしまった…といっても、給料ファクタリングの申し込みには、こうした身分証や社員証明など書類が必要なもの。「何が問題なの?」と不思議に思う人もいるでしょう。

ですが実は、これは大変危険なことになります。

山根
山根

給料ファクタリング業者の正体は、ヤミ金と変わりません。違法な悪質業者に、あなたの住所や名前、電話番号、勤務先などの情報が、全てわたってしまったことになります。

一体どんな危険があるの?
今からどう対応すれば良いの?

こうした内容を、今回はお届けしていきます。

給料ファクタリング業者に、こんな書類や写真を送っていませんか?

まずは、給料ファクタリング業者に渡すと危険な個人情報には、どんなものがあるか確認していきましょう。

  • 免許証、パスポート、マイナンバーカードなどの顔写真付き身分証
  • 健康保険証、年金手帳などの写真のない身分証
  • 公共料金の領収書など、あなたの住所を証明するもの
  • 給与明細、名刺、社員証など、あなたの勤務先を示すもの
  • あなたの顔写真
  • あなたの住所、電話番号
  • 実家など家族、友人、親戚など、あなたに関わりのある人の名前、住所、電話番号

こうしたものを給料ファクタリング業者に送ってしまうことは、悪質業者に対して、あなたの身元や勤務先、周囲の人の情報を渡してしまうことになり、大変危険です。

山根
山根

給料ファクタリングの申し込み時に、こうした情報を入力してしまったり、書類をスマホのカメラ等で撮って送信してしまった人も多いと思います。

「審査申し込みのために送ってしまった」
「個人情報を送るのが当たり前だと思っていた」
「相手が危険だとは知らなかった」
「秘密厳守で、個人情報保護法も守っていると書いてあったので、信じてしまった」

こんな風に騙されてしまった人も多そうですね。

給料ファクタリングに免許証や写真を送ってしまったら、どんな危険があるの?

それでは次に、給料ファクタリングに免許証や給与明細などを送ってしまうと、どんな危険があるのか解説していきます。

違法な給料ファクタリング業者に、あなたの個人情報がすべて握られてしまう

まず一番の危険性は、あなたの情報が、違法な給料ファクタリング業者に握られてしまうことです。

これは、「安全な給料ファクタリング業者なら大丈夫」という話ではありません。そもそも、給料ファクタリングというビジネスは、貸金業者として登録しなければいけません。
ですが、貸金業者としてちゃんと登録している給料ファクタリングは存在しないので、ほとんどが実質闇金です。

山根
山根

つまり、「安全な給料ファクタリング業者は存在しない」ということです。どの業者でも、給料ファクタリングというだけで、ヤミ金と同じ悪質業者だと考えましょう。

「新型ヤミ金」ともいわれる給料ファクタリング。こんな危険な相手に、あなたの情報が、何もかも渡ってしまったわけです。

大袈裟な話ではなく、本当に危険な状態です。

勤務先や家族など、周囲の人に対する取り立て

まず、もっとも可能性が高いのが、勤務先や家族への取り立てです。

給料ファクタリングは手数料率が20%前後といったところが一般的です。でもこれは、利息に換算するとサラ金(消費者金融)と比較すると何十倍も差があります。

そのため、何回か取引を続けるうちに、やがて返済できなくなってしまいます。

そうなったときに、返済の期待できない本人の代わりに、勤務先や家族に対して取り立てを行い、回収するわけです。

身分証の画像などを悪用され、あなたの名義で口座や携帯電話が不正取得される

また、こちらもリアルにありえるのですが、あなたの送った身分証などの社員が悪用され、犯罪に利用されてしまうケースがあります。

たとえば、免許証をスマホのカメラで撮影して、業者に送信した…といった場合など、この画像をもとに、あなたの免許証が捏造され、犯罪に使われてしまうわけです。

具体的には、犯罪目的での銀行口座や、携帯電話の不正取得・利用などがあります。
つまり、あなたの名義で勝手に口座やケータイが作られ、それが犯罪に使われてしまう…といった被害です。

この被害を受けると、あなたが警察に、犯罪の犯人だと疑われて、任意同行を求められたり、事情聴取を受けたり…なんてことも、ありえます。

ヤミ金や詐欺師などの“カモリスト”に載ってしまう

違法な悪質業者たちは、横のつながりやネットワークを持っています。給料ファクタリングに送ってしまったあなたの個人情報も、こうした犯罪者のネットワークに流れてしまうでしょう。

その結果、あなたは「搾取しやすいカモ」とみられて、ヤミ金や詐欺師、悪徳商法などから、しつこくて迷惑な勧誘が毎日いくつも届くようになる…といった恐れもあります。

“晒し屋”に情報を横流しされ、ネットで個人情報が公開される

「晒し屋」と呼ばれる違法業者の仲間うちに個人情報を流され、ネット上で晒されてしまう被害もあります。

あなたの顔写真や、身分証明書、名刺、社員証などの画像が、SNSや掲示板にアップされ、

「こいつは借りパク詐欺師です!注意してください!見かけたら通報を!」

といったウソと一緒に、拡散されてしまいます。

「会社や家族にバラされたくなれば、言うことを聞け」と脅される

ほかにも例えば、個人情報をタテにして、脅しをかけてくる業者もあるでしょう。

「給料ファクタリングを利用している」ということ自体、内緒にしておきたい人も多いはずです。
そうした気持ちを逆手に取り、

「会社や家族にバラされたくなければ、言うことを聞け」

と、脅迫を受けてしまう恐れがあります。

山根
山根

本当にこんな危険があるの?と思われるかもしれませんが、給料ファクタリングの悪質な取立行為の被害者は大勢いるんです。

給料ファクタリングに申し込んで、個人情報を送ってしまったら

さて、それでは給料ファクタリング業者に、身分証や免許証、社員証、給与明細、保険証など個人情報を送ってしまった場合、どうすれば良いんでしょうか?

実際には、申し込みの際にこうした情報を送ってしまった…という人も多いと思いますが、このままでは危険だと言える状況です。すぐに対策を取る必要があります。

山根
山根

現段階ではまだ、自覚がない人もいるかと思いますが、あなたはすでに「違法な給料ファクタリング業者の被害にあっている」状況です。深刻な事態になる前に、早期解決をはかることが大切です。

といっても、相手はプロです。
自分で何とかしようと思っても、逆に言いくるめられてしまったり、相手を怒らせて、さらにひどい目にあってしまったり…など、さまざまな危険があります。

やはり、こうした問題は、こちらも専門家の力を借りることが大切です。

給料ファクタリングは、「新型ヤミ金」とも呼ばれる、ヤミ金の一種類です。そのため、ヤミ金解決に強い弁護士や司法書士が、こうした被害解決にも対応しています。

山根
山根

ヤミ金解決に取り組む弁護士や司法書士の間でも、「最近、給料ファクタリング被害の相談が増えている」と報告されています。給料ファクタリングで借りてしまった多くの人が、弁護士や司法書士に相談しているワケです。

もうすでに給料ファクタリングで借りてしまった人はもちろん、「まだ借りていないけれど、個人情報を送ってしまった」という人も、すぐに弁護士や司法書士に相談してみましょう!

私が借りたところは大丈夫?確認のためにも相談を!

「わたしが借りたところは大丈夫なはず」

「僕の借りた業者は口コミも良さそうだったし、優良な給料ファクタリング業者だから大丈夫でしょ?」

「給料ファクタリングのランキングサイトで一位の所だから、そんな危険な目にはあわないはず」

こんな風に思ってしまっている人ほど、危険です。
なんとなく大丈夫そう…といったイメージも、優良という口コミも、人気ランキングも、すべて自作自演である危険性が高いからです。

口コミやランキングの自作自演は、こうした業者は、当たり前のように行っています。

あなたの申し込んだ給料ファクタリング業者が、本当に安心できる所なのか確認するためにも、この問題に詳しい弁護士・司法書士に相談しましょう。

山根
山根

弁護士や司法書士に相談して、「この給料ファクタリング業者なら大丈夫ですね」となれば、安心できますよね。相談だけなら無料で行える所もあるので、本当に安心していいのか確認するためにも、相談してみましょう!

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