闇金とLINEやSNSで友達感覚になっていませんか?

闇金とLINEやSNSで友達感覚になっていませんか? Yアラート闇金警報

闇金解決アドバイザーの山根です。

闇金解決アドバイザーの山根です

ヤミ金の解決にたずさわっていると、「闇金と友達感覚になってしまった」という被害者の事例を目にすることが増えています。

LINEやTwitter、Facebookなど、友達とつながるツールで、闇金とやりとりしている被害者に多くみられます。

しかし、被害者の心に付け入り、友達感覚にしてしまうのも、闇金の“カモを逃がさない”手口の一つです。

ヤミ金と友達感覚になってしまうと、解決が手遅れになり、終わらない借金地獄から脱出できなくなります。

被害者の心の隙につけ入る、非常に悪質で危険な手口です。

★闇金警報Yアラート:闇金と友達感覚になってしまっていませんか?

警戒対象
LINEやSNSなどのやり取りを通じて、被害者を「友達感覚」に陥れてしまうヤミ金融

危険度:レベル3(警報)
「相手は危険な違法業者である」という認識をにぶらせてしまい、被害の自覚や相談が遅れ、経済的に破綻してしまう恐れがあります。

皆様へのご案内
ヤミ金融と連絡を取っている方や、借金をしている方は、すぐにヤミ金解決に強い弁護士や司法書士にご相談ください。

※闇金警報Yアラートとは、闇金解決アドバイザー山根が独自に発する、ヤミ金等の警戒情報です。

闇金と友達感覚になってしまう…自覚できない心理掌握の手口

それでは、被害者を“友達感覚”にしてしまう、闇金の手口や危険性について解説します。

「闇金と友達感覚」と言われても、ピンと来ない人も多いかと思います。

ですが、たとえば次のような項目に当てはまる場合、自覚のないうちに、「闇金と友達感覚になってしまっている」恐れがあります。

LINEやTwitterのDMなど、友達とやり取りするアプリで、闇金とも連絡を取っている

プライベートな悩みについてヤミ金に話したことがある

「他の闇金の借金で困っている」など、返済相談をしたことがある

ヤミ金とのやり取りで、「親切な人だ」「悩みを理解してくれている」と感じたことがある

ヤミ金に「親切にしてもらった」ことがある

これらに当てはまる場合、被害者の気持ちをコントロールするヤミ金の手口にハマってしまっている恐れがあります。

親身な言葉と、LINEなどの身近なアプリで「友達感覚」に

言うまでもなく、闇金は危険な犯罪者です。
親切に見えても、それはあなたからお金を絞り取るための演技に過ぎません。

山根
山根

本当に親切な人なら、法律違反の高額な金利を掛けてお金を貸し付けたりしませんよ。

もしもヤミ金が、マンガに出てくるような恐ろしい態度を取っていたら、被害者はすぐに弁護士・司法書士にところに駆け込んでしまうでしょう。

弁護士や司法書士に間に入られると、闇金は借金回収をあきらめて、その後の嫌がらせもできず、手を引くしかありません。

そこで闇金は、「弁護士や司法書士のところに駆け込まれない」工夫をします。

その方法の一つが、親身な態度でやり取りをし、友達感覚にさせてしまうことです。

最初は警戒していた被害者も、LINEなどの身近なアプリでヤミ金と連絡を取り合っているうちに、警戒心が解かれていってしまいます。

そして自分でも気が付かないうちに、友達感覚になってしまいます。

こうなると、いざ本当にお金がなくなり、返済に行き詰まっても、「弁護士・司法書士に相談しよう」と考えにくくなってしまいます。

山根
山根

闇金の返済に困って、“闇金に相談してしまう”人も大勢いるんです。これも、心理掌握の手口で「友達感覚」にされてしまっているからでしょう。

友達感覚にさせてしまうヤミ金の危険性

友達感覚にさせてしまうヤミ金の手口は、ハマってしまうと非常に危険です。

  • 嫌がらせと違って、被害にあっていると自覚できない
  • 友達感覚になり、相手を信頼してしまっているので、適切な相談窓口に相談しようという発想が無くなってしまう
  • その結果、解決が遅れ、違法な高金利で延々とお金を払い続けることになる
  • そうなってもまだ、「お金が払えない自分が悪い」と思い込んで、自分を追い詰めてしまうこともある

…このような危険性があります。

親しみを感じているのはアナタだけ!闇金にとっては、あなたはカモです

いくらLINEで頻繁にやり取りをしていても、ちょっとした雑談や悩みごとの話ができる相手でも、ヤミ金はヤミ金です。

仮にあなたが親しみを感じていたとしても、相手にとっては、あなたは“金づるのカモ”でしかありません。

親しげに振る舞っているのも、「弁護士や司法書士のところに駆け込まれない」ための策略です。

何をどう言っていようが、相手は違法な金利で、あなたを借金漬けにし、お金を奪い取っている犯罪者です。

今までヤミ金にいくら払ったか、そして今後いくら払うことになるのか、想像してみてください。そのお金は、本来まったく払わなくて良いお金です。

山根
山根

ヤミ金に払ってしまったお金があったら、何ができましたか?何が買えたでしょうか。そうした自由が全てなくなってしまったのも、闇金のせいなんです。

闇金ではなく、弁護士や司法書士に相談を

闇金は、あなたの友達ではありません。親身な態度を見せているのも、「弁護士や司法書士に相談されて、返済ゼロ解決になるのを阻止するため」に過ぎません。

闇金は、あなたに弁護士・司法書士に相談されることを、もっとも恐れています。

弁護士や司法書士に介入されたら、闇金は、あなたの借金をあきらめる他ありません。さらには、あなたに払わせたお金も、返すことになる場合もあります。おまけに、仕返しをしようと思っても、できない状況になります。

 

山根
山根

つまり、弁護士や司法書士に相談すれば、

返済ナシで解決できる
払ってしまったお金を取り戻せる可能性がある
その後の嫌がらせや仕返しも防止できる
…といった解決も可能なんです。

ヤミ金と借りてしまっている人、連絡を取り合っている人は、すぐに弁護士や司法書士にご相談ください。

認知的不協和、単純接触効果、返報性の原理…ヤミ金は、人間の心理を巧みにあやつる

被害者を「友達感覚」にしてしまうヤミ金の手口は、人間の心理的な特徴をうまく使った、とても巧妙な手口です。

この手口について、闇金解決アドバイザー山根は、3つの心理効果が悪用されていると考察しています。

認知的不協和、単純接触効果、返報性の原理です。

「お金を貸してくれた人が、悪人なわけがない」…認知的不協和

ヤミ金からお金を借りてしまった人は、ほとんどの場合、「どこからも借りれず困っている」状態でもあります。

もうお金がない、どこも貸してくれない、困った、どうしよう…。

そんな時にヤミ金から借りると、「お金を貸してくれた」「助けてもらった」という風に感じてしまう人も珍しくありません。

つまり、闇金のことを「親切な人」という風に認知してしまうわけです。

そうした状態で、「闇金は危険な違法業者」「金利も違法で高すぎる」という事実に触れると、認知的不協和が起きてしまいます。

山根
山根

つまり、闇金のことを「親切な人だ」と感じた自分の感覚と、「違法な犯罪者である」という事実とが矛盾してしまうんですね。

この矛盾を解消するために、「闇金は危険ではない」とか「普通の闇金は危険かもしれないが、自分が借りた相手は親切なヤミ金だ」という風に、事実のほうを歪めてしまうことがあります。

人間に備わった、誰もが持っている心の働きによるものです。

単純接触効果で、ヤミ金に親しみを覚えてしまう

もう一つが、「単純接触効果」です。これも人間に備わった心理の一つです。

単純接触効果の仕組みはシンプルで、「日頃からよく接する相手に対して、より親しみを覚える」という働きです。

「遠くの身内より近くの他人」なんて言ったりもしますが、これも単純接触効果によるものです。

ヤミ金の場合も、返済周期が短いこともあり、日ごろからLINEなどで頻繁に連絡を取ってくる業者が多くなります。

巧妙なヤミ金の場合、返済の催促だけでなく、親切な言葉をかけたり、ちょっと気軽なメッセージを送ったり…など、アメとムチを上手く使い分けて連絡をしてきます。

こうして頻繁に連絡が来るようになると、単純接触効果で、徐々に警戒心が薄れて、親しみを覚えるようになってしまう人もいます。

「助けてくれたヤミ金にだけは返さないと」返報性の原理

「返報性の原理」という心理効果も、闇金は巧みに扱ってきます。

返報性の原理とは、「恩を受けたら返したくなる」気持ちのことです。これも人間に自然と備わっている心の働きです。

ヤミ金からお金を借りた人は、ときとして、「どこからも借りられず困っている時に、お金を貸してくれた親切な人」という風に、闇金のことを恩人のように感じてしまう場合があります。

また、最近の闇金は、ソフト闇金などといって、お金を貸した後も何かと親切そうに振る舞う手口が流行しています。

「今週も返済が苦しいでしょ。利息だけでいいよ」等と言って、実際には元金返済を遅らせて利息をしぼり取る手口なのですが、それに気が付かずに「親切にしてもらった」と感じてしまう人も多いのです。

すると、こうした手口を使われた被害者は、返報性の原理で、「親切にしてくれた闇金には、返済しないと」と思ってしまいます。

「弁護士や司法書士に相談して、返済をゼロにするなんて、とんでもない。あの時お金を貸して、助けてくれたヤミ金さんには、がんばって返済したい」

…という風に思ってしまっていた被害事例もあります。こうした気持ちにさせること自体が、闇金の巧妙な罠です。

心理効果を巧みに使うのは、昔からある闇金の手口

こうした心理効果を巧みに操るのは、昔からある闇金の伝統的な手口です。

厳しい取り立てをしたかと思えば、「お前もつらいよなあ。たまにはコレで酒でも飲めや」といって小銭を渡す…。
そんな風にして、昔からヤミ金は、雨とムチで被害者の心理をコントロールしてきました。

現代の闇金も、こうした心理効果を巧みに操ることに長けています。

こうした手口にハマってしまうと、自分では被害に気が付くことができず、解決が遅れて被害を拡大させてしまいます。

「相手は違法なヤミ金」ということを、しっかりと意識して、すぐに弁護士や司法書士に相談して解決をはかりましょう。

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