個人の借金、返せないと差し押さえ?返済義務がない場合も

個人の借金、返せないと差し押さえ?返済義務がない場合も 個人間融資

闇金解決アドバイザーの山根です。

闇金解決アドバイザーの山根です

今回は、「個人の借金を返せないと、差し押さえになるの?」という話題なんですが…。

え?なんで闇金解決アドバイザーの僕が、“個人の借金”の話をするのか…ですって?まあ確かに疑問ですよね。順を追ってお話していきますから、ひとまず、「個人から借りた借金が返せない」と困っている人は、ちょっと読んでみてください。

個人からの借金、差し押さえになる場合も、ならない場合もある

シンプルに結論からいきましょうか。

個人からの借金も、返せなければ、差し押さえを受ける可能性はあります。これは本当に、債権者(お金を貸した側)が差し押さえの手続きをするかどうか次第です。

ただ一方で、「返さなくても差し押さえを受けない」と言える借金も、実はあるんです。

山根
山根

一言で言ってしまうと、“最初から返す義務のない借金”なら、返せなくても、差し押さえを受ける恐れはありません。

そもそも、差し押さえって?本当のところの話

一体どんな借金が、「返さなくて良い=差し押さえを受けない」借金なのか…。

その話の前に、ちょっとだけ“差し押さえ”について、本当のところをお話させてください。

差押えというと、お金を貸した人が家にドカドカやってきて、家財道具やらなにやら勝手に持っていてしまう…みたいなイメージでしょうか。

それとも、家を追い出されて、競売にかけられてしまう…とか、業者がやってきて車を引き上げられてしまう…なんてイメージもありますよね。

ところがこれ、実は一部に間違ったイメージがあるんです。

差し押さえは、裁判所の許可がないとできない

まず、差し押さえって、裁判所の許可がないとできないんですよ。いくらお金を貸した側が、「こっちはカネを貸してるんだぞ」と言っても、勝手に人の財産を持っていくことなんて許されません。やってしまうと、違法な“自力救済”という行為になります。

山根
山根

「お金を貸している」って、実はそんなに強い立場じゃないんですよ。「カネを貸しているんだから、何をやってもいい」っていうのは、それこそヤミ金の考えですね。

アイフルでもプロミスでもレイクでも、楽天銀行やオリックス銀行でも、どんな大きな会社であっても、これは変わりません。裁判所の許可がなければ、差し押さえはできないんです。

違法に融資された借金だと、差し押さえの許可が出ない

差押えは、裁判所の許可がないとできない…。

つまり、「これは本当に差押え(強制執行)を許可していい事件なのかな」と、裁判所が公平中立な立場から、しっかりと判断するわけです。

そこで、仮にですよ。

裁判所が、「おや?これは差し押さえどころか、貸した側が違法に融資してるんじゃないの?」と判断すると、差し押さえの許可は出ません。

山根
山根

不法原因給付といって、違法に融資された借金は、返す義務が無いんです。だから、裁判所に差し押さえの申し立てをしても、許可が出ないんですね。

さあ、ここで話がつながってきましたね。

つまり、個人からの借金でも、あるいは業者からの借金でも、「貸した側が違法」だと、返済義務もないので、差し押さえも受けないんです。

個人からの借金でも、“相手が違法”の場合がある

それでは、どんな場合だと「貸した側が違法=返せなくても、差し押さえを受けない」となるんでしょうか。

いろいろなケースがありますが、一番わかりやすいのは、掲示板や、Twitter、インスタなどの個人融資で借りた場合ですね。この場合、相手は個人だったとしても、違法なヤミ金融行為にあたるので、借りたお金に返済義務はありません。つまり、差し押さえも受けない…となります。

山根
山根

個人融資掲示板とか、「#即金」「#お金貸します」みたいなSNSアカウントとかありますけど、あれ実はヤミ金なんですよ。

#個人融資は返済義務なし!返せなくても差し押さえは受けない…とはいえ実際は?

ネットやアプリの個人融資で借りた借金は、相手が違法なヤミ金融行為を働いているため、裁判所による差し押さえの命令は出ない。つまり、返せなくても差し押さえは受けません。

…とはいえ、です。
まあ、ご覧頂いている皆さんも、

「そんなに甘い話ある?」
「実際はなんだかんだで、差し押さえられるんじゃないの?」

と思っているかと想像しますが…。
そうなんです。相手は最初から、法律ガン無視を決めこんでいるヤミ金融ですからね。「差し押さえには裁判所の許可が必要」なんてことも、最初っから無視して、強引な手段に出てくる恐れがあります。

それこそ、マンガやドラマに出てくる“怖いヤミ金”のイメージそのまんまですよね。

自宅に押しかけてきて、家財道具を根こそぎ持っていく…みたいなことは、最近は珍しいんですが、実際そこまでやらなくても、“家に脅しに来る”とか、“会社に脅しの電話を掛ける”ぐらいは、けっこう被害があったりするんですよ。

なので、「個人融資」で借りてしまった場合は、これもう実際ヤミ金ですから、ヤミ金解決の専門家に相談することをオススメします。

まとめ

今回、話の順番がちょっとあちこち行ってしまったので、最後に要点をまとめていきましょう。

個人から借りたお金でも、“貸した側が裁判所に申し立てをして、許可が出れば”、差し押さえを受けてしまう

ただし、違法な貸付による借金は、そもそも返済義務がないので、差し押さえも受けない(裁判所の許可が出ない)

掲示板やアプリ、SNSなどの#個人間融資は、違法なヤミ金。なので、個人間融資で借りた借金は、返せなくても差し押さえは受けない

とはいえ実際には、相手も強引な手段で取り立てを行う恐れもある

…とまあ、まとめると、こういった話になります。

掲示板やアプリ、SNSなどで個人からお金を借りてしまった人は、「差し押さえを受けるか」よりも、「取り立て被害」のほうを心配したほうが良いでしょう。

こうした相手から借りてしまったら、すぐにヤミ金に強い弁護士や司法書士など、ヤミ金解決の窓口に相談してくださいね!

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