個人融資の正体はヤミ金?金融庁の発表について解説します

個人融資の正体はヤミ金?金融庁の発表について解説します 個人間融資
山根
山根

闇金解決アドバイザーの山根です。

Twitterや掲示板などで見かける「個人融資」「#個人間融資」。その正体は、実は危険なヤミ金です。

闇金解決アドバイザー山根も警戒をおこなっていますが、国の機関である金融庁からも、正式に注意喚起が出ています。

そこで今回は、金融庁のパンフレットをもとに、個人間融資の違法性や危険性について解説していきます。

金融庁が注意を呼びかけ!「個人間融資」ってなに?

それではさっそく、解説をはじめます。
まずは、金融庁のパンフレットを見てみましょう。

金融庁のパンフレット。個人間融資に注意!

「#個人間融資に要注意!」

ということで、注意をよびかけるパンフレットになっていますね。

ところで、「#個人間融資」ってなんでしょう?
一体なぜ金融庁は、「#個人間融資」に注意を呼びかけているんでしょうか?

パンフレットの下にいろいろ書いてありますが…ちょっと難しい部分もありますよね。
そこで闇金解決アドバイザーの山根が、もう少しわかりやすく解説したいと思います。

#個人間融資=SNSで「お金貸します」と宣伝するアカウント

それでは、「#個人間融資」とは何か、という話からしていきましょう。

#個人間融資、このシャープ記号は、「ハッシュタグ」といいます。Twitterやインスタグラム、FacebookなどのSNSで使われるものです。

要するに、金融庁が注意喚起しているのは、「Twitterやインスタなど、ネットで“個人間融資”をやっている人に気を付けてましょう」という話なんですね。

山根
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実際にはSNSだけでなく、「個人間融資掲示板」などネットの掲示板でも、こうした行為が行われています。

個人間融資はどんなもの?個人の間の借金?

では次に、「個人間融資」とは一体どんなものなのか、見ていきましょう。

たとえばネット上でこんな風に呼びかけている人がいます。

例1

個人間融資タナカ@xxxxxx
お金に困ってる人、どこからも借りられない人、お助けします!当アカウントまでお気軽にDMください
#個人間融資
#即日融資
#ブラックOK
#自己破産者OK

例2

個人間融資掲示板
件名:個人で金融やってます!
名前:個人融資サイトウ
関西で個人で金融やってます。融資希望の方ご連絡ください。最短即日、無審査振り込み。金利も相談に応じます。
電話 090-0000-0000
メール xxxxx@xxx.co.jp

こんな感じのものが、「個人間融資」です。

山根
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友達や家族同士のお金の貸し借りとは、だいぶ違う雰囲気ですね。「お金の貸し借りを目的に、ネットを通して、個人でやり取りをする」という感じです。

なぜ金融庁は「#個人間融資に要注意!」と言っているのか

では次に、なぜ金融庁は「#個人間融資に要注意」と言っているのか、解説していきます。

個人間融資といっても、友達や家族同士などの借金ではなく、「お金の貸し借りを目的に、ネットを通して、個人でやり取りをする」というのが特徴でしたね。

これの一体どこに、注意するべきポイントがあるんでしょうか?

パンフレットの中身を見てみると、こんなことが書いてあります。

“SNS等で勧誘し、お金の貸し借りを行う「個人間融資」は、たとえ個人が行う場合であっても、貸金業法の規定に抵触する場合があります。”

「貸金業法の規定に抵触」…というあたりが、なんとなく不安な感じがしますよね。これは要するに、“法律違反になる恐れがありますよ”という話なんです。

山根
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もっとストレートに言うと、“「個人間融資」はヤミ金”ということです。

ヤミ金とは、法律を守らずに融資を行う犯罪行為のことです。個人であっても、法律を守らずに融資を行えば、ヤミ金になります。

「#個人間融資」も法律違反になるので、つまりヤミ金ということです。

個人間融資は違法な金融=ヤミ金融!

では、パンフレットの続きを見ていきましょう。

「#個人間融資は違法なヤミ金」という話ですが、どんな法律にどう触れているのか…というお話になります。

個人融資は「個人だから業者じゃない」は間違い!

まず、こちらの文章から見ていきましょう。

“個人であっても反復継続する意思を持って金銭の貸し付けを行うことは、貸金業法上の「貸金業」に当該します。”

これは簡単に言えば、個人でも、「いろんな人に何回もお金を貸そう」と思ってやっていると、“貸金業(業者)”になるという話です。

山根
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「個人間融資は個人だから業者じゃない」という人もいるんですが、これは間違いなんですね。
会社ではない個人でも、“業者”になる場合があるということです。

そして、こうも書いてあります。

“※貸金業を営む場合には、国又は都道府県の登録を受ける必要があります。”

個人融資も実際には業者=金融業なので、国や都道府県に登録しないといけません。登録せずに金融業を行うと、違法なヤミ金になります。

そして実際には、登録せずに個人融資をやっている人ばかり。なので、個人融資は貸金業の無登録営業、つまりヤミ金となります。

「お金貸します」書き込みだけで違法行為になる恐れも

もう一つ、「個人間融資=ヤミ金」といえる理由があげられています。

“不特定多数が閲覧可能なSNS等で「お金貸します」、「融資します」などと書き込んで、契約の締結を勧めることは、貸金業法で規制されている「貸金業を営む目的をもって、貸付けの契約の締結について勧誘をすること」に該当するおそれがあります。”

ちょっと難しい文章ですね。
わかりやすく説明していきましょう。

個人融資をやっている人は、たとえばTwitterや掲示板で、

「お金貸します」
「融資しますよ」

…といった風に書き込んでいます。
こうした書き込みは、融資の宣伝だと言えますよね。
こうやって融資の宣伝したり、「お金を借りませんか」と勧誘をすることも、法律で規制されているんです。

山根
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つまり、「お金貸します」「即日融資」といった宣伝をしているだけで、もうすでに違法行為になるんですね。

個人間融資で借りると、犯罪被害や危険なトラブルに

ここまでは、「個人間融資は違法なヤミ金融」という内容でした。

ですが、こんな風に思う人もいますよね。

「お金を貸してもらえるなら、違法な相手からでも借りたい」
「個人融資は違法らしいけれど、どうせ個人だし、借りても危険は無いんでしょ?」

ところが、話はそれほど甘くはありません。
個人間融資を利用すると、たいへんな危険性があるからです。

金融庁のパンフレットにも、次のように書いてあります。

個人を装ったヤミ金融業者により違法な高金利での貸付けが行われる
個人情報が悪用されるなどして、犯罪被害やトラブルに巻き込まれる

こうした危険性が挙げられていますね。

山根
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闇金解決アドバイザーの山根としては、これは説明不足だと思いますね。この注意書きを読んでも、みなさん「ふーん」としか思わないでしょう。
でも実際はもっと恐ろしい目にあってしまうんですよ。

個人融資で借りると、人生がめちゃくちゃになってしまう!

個人間融資で借りると、本当に人生がめちゃくちゃになってしまいます。

個人間融資で実際に起きている被害

返しきれない高金利を背負わされて、数日ごとに何万円もお金を要求される

ネットに顔写真や職場の名刺、個人情報を晒される

「返せないなら仕事をしろ」などと言われて、詐欺やヤミ金などの手伝いをさせられる

「担保の代わりに」などと言われて、望まない性行為を強制される

このように、深刻な被害を受けてしまいます。
借りた本人だけでなく、家族や職場、友人などにも被害が及ぶことも珍しくありません。

山根
山根

個人融資といっても、正体はヤミ金です。そしてヤミ金は、“借金を装った、ゆすり・タカリ”です。
嫌がらせを受けてはお金を要求され、払っても払っても終わらない…そんな事態になってしまいますす。

個人間融資で借りてしまった…相談先を探すとき、“仕返し”のリスクも忘れずに

それでは、個人間融資で借りてしまったら、どうすればいいのでしょうか?

相手は犯罪者ですから、自分で対応しようとするのは自殺行為と言ってもいいほど危険です。
少なくとも、専門家への相談は絶対に欠かせません。

山根
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金融庁のパンフレットにも、下のほうに各種の相談窓口が載っていますが…こうした所に相談する前に、気を付けたいポイントがあります。
それは、相手からの仕返し・報復です。

警察や公的機関に相談しても、その場でただちに相手を撃退してくれるわけではありません。

相手に電話をかけて「やめなさい」と言うぐらいは動いてもらえますが、それで素直に嫌がらせを止めるほど、相手は甘くありません。

それどころか逆に、「チクりやがったな」とでも言わんばかりに逆上し、さらにひどい仕返しをしてくる恐れもあります。

山根
山根

個人融資=ヤミ金の解決は、“嫌がらせを止められる”+“仕返しを防げる”ところに相談することが大切です。

仕返しも止めて返済ゼロで解決できる方法も

個人融資やヤミ金の被害を解決できる相談先には、「弁護士や司法書士」もあります。

ヤミ金解決に強い弁護士・司法書士は、たとえば次のような解決も可能です。

「弁護士・司法書士」なら、こんな解決が可能!

返済ゼロ
嫌がらせを最短即日でストップ
解決後の仕返しも防止
相手に今まで払ったお金を取り戻す

弁護士・司法書士ならではの特別な交渉で、危険なヤミ金相手でも、こうした解決をはかることができます。

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